パニック障害の症状・・・広場恐怖
あなたのパニック障害に関する
知識も随分豊富になってきた
ことと思います。
正しい知識を得ることは、
改善への第一歩です。
パニック障害の症状の
三番目は広場恐怖です。
広場恐怖というと、
広場を恐るようですね。
広場というと、皇居前広場とか、
天安門広場とか、
そんな所を思い浮かべます。
パニック障害でいう広場恐怖は、
主に人がたくさん集まる場所です。
ショッピングセンターや公共交通、
などが典型的です。
そこで、もしパニック発作が起こったら、
たくさんの人の目にさらされて、
逃げ出せない。
そのことを恐怖に感じます。
ですから、飛行機の中も、
逃げ出せないことの典型で、
最も苦手とする方が、
少なくありません。
また、居酒屋などで、
奥の席ですぐにトイレに立てない。
そうなると恐怖はたかまります。
最初に、パニック発作が起きた場所を、
発作と関連付けて恐れます。
また、関連付が派生して、
ショッピングセンターから、
公共交通へ広がり、
さらに、人ごみの中、
ついには家以外は全て、
というように、
広場恐怖の対象が、
広がることもあります。
また、誰にも助けてもらえないので、
自宅でひとりでいることに、
恐怖を感じることもあります。
そうなると、夫が仕事に行くと、
すぐに、実家へ行くとか、
友人宅へ行くなどということも、
起こってきます。
この症状も、予期不安とともに、
パニック発作が治まっても、
長く苦しむことがあります。