認知行動療法+コーチング

岡本が改善する方法は

  • ご自身が本当に望む生活を、明確にします。
  • 現在の振る舞い方が、結果的には、望む生活から遠ざけていることに気付きます。
  • その結果、さらに問題となる振る舞い方を、強めるという悪循環に気付きます。
  • 悪循環が起こるのには、それなりの理由があることに、気付きます。
  • あなたご自身と、振る舞い方を区別します。
  • 悪いのは、あなたご自身ではなく、振る舞い方であることに気付きます。
  • 望む生活に向かう振る舞い方を見つけ、実行してみます。
  • そのことが、気分の改善につながることを確認します。
  • さらに、望む生活に向かう振る舞い方を見つけ、増やしていきます。
  • 望む生活に近づく、振る舞い方が十分身につけば、終了します。

岡本が行う方法は、一言でいうと、「認知行動療法+コーチング」です。

なぜ、「認知行動療法+コーチング」なのか?

よく、たとえで、「カウンセリングはマイナスを0に、コーチングは0をプラスにする。」と言われます。特にコーチの方がおっしゃることが多いですね。

はたして、そうなんでしょうか?

言い換えると、
「うつ病やパニック障害、統合失調症の人は、まず、マイナスを0にしましょうね。0になったら、プラスを考えましょう。」
こういうことになりますよね。

果たしてそうなんでしょうか?

一人の人が、マイナスの領域に居たり、プラスに居たりするのでしょうか?

これは大きな誤りだと思います。

人は常に、自分の中に、プラスとマイナスを併せ持っているのではないでしょうか?

そして、プラスに向かおうとするが、マイナスが足を引っ張ろうとする。
それは、健康であっても、メンタルな問題を抱えていても、変わりないことではないでしょうか?

うつ病というのは、その人がうつ病そのものではなく、その人の中にうつ病という、プラスに向かうのを妨げる要素がある。あるいは、うつ病と言われる要素が、今は、プラスに向かうのを妨げる働きをしている。

それが、うつ病をはじめとした、メンタルな問題に対する、私の理解です。

そして、うつ病や不安障害などで、長く苦しんできた方は、自分の向かいたいプラスの部分を、すっかり忘れてしまっていることが少なくありません。

そうするとどうなるか?

苦しいのはごめんだ。この苦しみだけ何とかなくしてほしい。

こうなるのが当然ですよね。
自分には向かうところも、願いも夢も何もない。ただ苦痛があるだけだ。

そしたら、苦痛を取り除くか、死しか残された道はない。
そう思っても、当然です。

幸運にして、薬物療法で苦痛が全くなくなれば、それでいいのでしょうが、なかなかそううまくは行きません。苦痛を直接完全に無くすことは、できないのです。

できるのは、苦痛を抱えたままで、進みたい方向へ進む。時には、一時的に苦痛を高めることになっても、その方向へ進み続けることが、長期的には、苦痛の改善につながるのです。

だからこそ、うつ病や不安障害に長く苦しんでいる方には、コーチングによって、目指す方向を再度見つけだすことが必要なんです。

プラスを明確にし、プラスに向かう力を、マイナスを改善する意欲につなげる必要があるんです。

認知行動療法は心理学的な改善方法の中では、最も効果が認められているものです。長年の病院臨床の中でも、私自身効果は実感しています。うつや不安、さらにさまざまなメンタルな問題の改善に、認知行動療法は欠かせない方法です。

コーチングは、CTIジャパンで応用コースまで学ぶ中で、人生を豊かに生きるためには、有効な方法であると思いました。その一方で、うつ病などの精神疾患は悪化する可能性があるという理由で、排除されていることに、強い疑問を感じました。
うつ病やアルコール依存症などの方こそ、本当は人生に何を望んでいたのかを、長い闘病の中で忘れてしまっていて、コーチングを最も必要としているのです。
そこで、この二つを融合させて、「認知行動療法+コーチング」の改善法を行うことにしました。

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