マインドフルネスによるうつや不安の改善④-苦痛な考えや気分を受け入れる。
マインドフルネスによるうつと不安の改善連続講座の開催にあたり、
マインドフルネスによる改善について書いています。
苦痛な考えや気分を受け入れるということですが、
これを読んで、
あなたは、すぐに納得がいくでしょうか?
うつ病でも不安障害でも、
その症状の中には、
苦痛な考えや、
苦痛な気分が含まれています。
うつ病であれば、
「自分は大切なものを失ってしまった。」
といった考えが、苦痛な考えです。
また、悲しみや、
気分の落ち込みが、
苦痛な気分です。
不安障害であれば、
「またパニック発作が起こるに違いない。」
とか、
「手が汚れて、ばい菌で皆を病気にしてしまう。」
といった考えが、苦痛な考えですし、
それで起こる
不安や恐怖が苦痛な気分です。
あなたも、そういったものに、
苦しめられているのかもしれません。
そうだとすると、
その苦痛な考えや気分を、受け入れる。
ということには、
納得がいかないかもしれません。
治るって、
そういう苦痛な考えや、
苦痛な気分が、
なくなることじゃないですか?
そうお考えかもしれません。
それも当然でしょう。
苦痛を無くしたり、減らしたりする。
それを、一般的に治療と言いますから。
そうなんですが、うつ病や不安の状態では、
むしろ苦痛を減らそうとすることが、
逆に苦痛を増したり、
苦痛を長引かせてしまいます。
これも、あなたも経験されてるのでは、
ないでしょうか?
なんとかして、苦痛から逃れようと、
あれこれ考えることが、
かえって苦痛を強めてしまう。
そこで、苦痛はそのまま受け入れましょう。
ということになります。
森田療法の、あるがままにも、
共通するものです。
マインドフルにその瞬間の、
全てを受け入れる。
それが、苦痛を和らげる、
適切な手段になります。
マインドフルネスのプログラムでは、
そのように、受け入れるための、
体験的な練習を行います。
マインドフルネスによるうつと不安の改善・連続講座のご案内へはこちらから